第 2 章 SQL Server 2008 で空間データを実装する (Beginning Spatial with SQL Server 2008)

 前章では,空間参照系の背後にある理論を紹介し,異なる種類のシステムが地球上の特徴を記述する方法を説明した.本章では,これらのシステムを適用して SQL Server 2008 における新しい空間データ型を使って空間情報を蓄積する方法を学んでもらう.

“第 2 章 SQL Server 2008 で空間データを実装する (Beginning Spatial with SQL Server 2008)” の続きを読む

第 1 章 空間情報を定義する (Beginning Spatial with SQL Server 2008)

 空間データをデータベースで扱うにあたりどうしても避けて通れないのが,空間データがデータベース内でどう扱われているかを知ることである.

 EXCEL のオブジェクトも本質を知っているわけではないが,プロパティやメソッドを知ることで「どう動いているか」は見当がつく.SQL Server でも同じことである.

“第 1 章 空間情報を定義する (Beginning Spatial with SQL Server 2008)” の続きを読む

1920年から2015年までの都道府県別の5歳階級別人口推移

1920年から2015年までの都道府県別の5歳階級別人口推移

 e-Stat を渉猟していると面白いファイルを見つけた.国勢調査は 1920 年から開始されており, 2020 年 3 月現在では最新の調査結果は 2015 年のものである.20 回分の人口データが一つのファイルにまとめられており,グラフ化するには格好のデータである.

 年齢(5歳階級),男女別-都道府県(大正9年~平成27年)というファイルである.リンク先のページにはファイルが 3 つあるが,最後のものが最も粒度が細かいので,これをグラフ化する.

年齢(5歳階級),男女別人口-都道府県(大正9年~平成27年)
年齢(5歳階級),男女別人口-都道府県(大正9年~平成27年)

“1920年から2015年までの都道府県別の5歳階級別人口推移” の続きを読む

国勢調査から職業別の年齢階級グラフを作ってみた

そもそも電力事業者の従業員数はどれだけなのか?

 ヒントは経済産業省の平成29年度電力市場環境調査にあった.20 ページに就業人員の調査という項目があり,その下に統計データからの推計値がある.

 日本標準産業分類で 331 電気業が 142800 名,日本標準職業分類で 641 発電員・変電員が 32800 名とある.これは 2015 年の国勢調査に基づいている.なら,次は元のデータに当たろう.

“国勢調査から職業別の年齢階級グラフを作ってみた” の続きを読む

EXCEL VBA で Series オブジェクトをソートできなかった話

実行時エラー '451': Property Letプロシージャが定義されておらず,Property Getプロシージャからオブジェクトが返されませんでした

 Series オブジェクトを PlotOrder プロパティでソートする必要があった話をした.今回,Series オブジェクトをソートするために Collection オブジェクトに代入したのだが,配列の最終要素を取得するところで実行時エラーとなり,解決していない.

 Series オブジェクトをソートするための方法としては,元のデータで比較する方法と,Series オブジェクトの最終 Point オブジェクトの Top プロパティを比較する方法がある.

 意味としてはどちらも同じだが,どうせなら元のデータで比較するのが王道と思われたのでそちらを試したのだが,今の自分にはスキル不足で手に負えなかった.悔しい.

“EXCEL VBA で Series オブジェクトをソートできなかった話” の続きを読む

EXCEL VBA で散布図を作成しデータ系列を新規に追加する

 VBAから見たEXCELの散布図では散布図を作成する際に .ChartObjects.Add を用いたが,今回は別の経路で散布図を作成するコードを紹介する.またデータ系列に何も入力のない,空っぽのデータ系列を新規作成したときのコードも紹介する.

“EXCEL VBA で散布図を作成しデータ系列を新規に追加する” の続きを読む