ODBCドライバーを使ってSQL Serverのデータベースにリンクテーブルを作成し,そのリンクテーブルをデータソースとしてAccessのフォームを作成するのが一般的である.
ODBCデータソースの設定
Windowsのコントロールパネルを開く.コントロールパネルは検索しないと探せない場所にある.ウィンドウズボタンを押下し,コントロールパネルとタイプすると出てくる.

右上の検索窓にODBCとタイプするとODBCデータソースのセットアップの64ビット版と32ビット版が抽出される.インストールされているMicrosoft Accessのバージョンに合わせて選択する.ここでは64ビット版を選択する.

システムDSNタブを選択する.

「追加」ボタンをクリックする.

ODBC Driver 17 for SQL Serverを選択して完了ボタンをクリックする.

データソースへの参照名をタイプ入力し,接続したいSQL Serverのサーバー名を選択する.リストになければタイプ入力しても良い.

認証方法を聞かれるが,ここではWindows認証のまま次へをクリックする.

接続したいデータベースを選択する.その他の設定はデフォルトのまま次へをクリックする.

ここでは何も変更せず次へをクリックする.

接続テストをクリックする.

接続に成功した旨通知される.

今作成したODBCドライバーが表示されている.OKを押下してウィザードを終了する.

Accessでリンクテーブルを作成する
Accessの外部データタブの「新しいデータソース」「データベースから」「SQL Serverから」を選択する.

「リンクテーブルを作成してソースデータにリンクする」をチェックしてOKを押下する.

「コンピュータデータソース」タブから先ほど作成したデータソースを選択する.

リンクしたいテーブルを選択しOKを押下する.

固有レコード識別子を選択する.通常は主キーを選択する.

フォームの作成
Accessの「作成」タブから「フォームウィザード」をクリックする.

上から二番目の「>>」ボタンを押下してすべてのフィールドを選択する.

そのまま次へをクリックする.

フォームのレイアウトを指定する.ここではデータシートを選択しているが,帳票形式だけは他と違って印刷などの出力に適したレイアウトである.

フォーム名を指定し,作成後の行動を選択して「完了」をクリックするとウィザードが終了する.

まとめ
SQL ServerのデータベースにAccessから接続するフォームを作成した.最初にODBCデータソースを設定するところがポイントである.32ビット版と64ビット版の選択さえ間違えなければ,難しいことはない.

