筆者は親を棄てた者である.詳細は伏せるが父親が毒親であった.父親の資産状況が不明のため,相続は放棄するつもりであった.
知らせ
先日,その父親が亡くなったと実家のある市の病院から留守電に録音が入っていた.留守電を聞いたのは職場に出勤してすぐであった.最初に思ったのは「ついに来たか」であった.いつかこの日が来ることを予期していた.知ってしまった以上,選択を迫られる.放置・無視するか,対応するか.
その病院にかけ直した.地域医療連携室の係の方が淡々と事実を伝えてくる.一旦電話を切り,職場の先輩に相談した.「すぐに行った方が良い」とのアドバイスに従うことにして一旦帰宅した.