動画編集に挑戦してみたではフリーソフトを使って動画編集を行った.今回は大御所 Adobe の Premiere Elements 2019 を使ってみた.メニューの配置さえ覚えてしまえば手探りで何とかなるという感触を持った.
今回は解凍してもやわらかい鶏胸肉の調理法(ガスオーブン編)の記事に掲載した動画の作成手順を備忘録として公開する.
最も重要なのは素材の動画である
最終解像度はフルHD
当たり前だが,素材となる動画が最終産物の品質を決定する.最近のスマホは 4K レベルの動画も撮影できるが,ボトルネックになるのは PC の処理能力であったり,回線速度であったりする.2021 年時点ではフル HD (1920 x 1080) あたりが妥当な解像度だと思う.
iPhone だと PC への転送方法が問題
筆者は iCloud の容量を拡張していないため,PC への転送の際に苦労した.Google ドライブ経由での転送というのは前回の記事を記載した時と変わっていない.Amazon ドライブでも行けるらしいが,試していない.
Premiere Elements での動画編集
「メディアを追加」「ファイルとフォルダー」
ダイアログから素材の動画ファイルを選択する.
「プロジェクトのアセット」
「プロジェクトのアセット」に追加した素材の動画が登録されている.このサムネールをダブルクリックすると編集ウィンドウが現れる.
ひたすらトリミング
動画の前半,後半の不要な部分をトリミングする.「プロジェクトのアセット」から「ビデオ1」トラックにドラッグアンドドロップする.動画と動画はスナップして自然に吸いつく.
「オーディオとビデオのリンク解除」
撮影した動画素材には環境音が録音されている.場合によってはプライベートな会話が入っていることもあるだろう.公開に先立ち,削除しておいたほうが良い.
右クリックして「オーディオとビデオのリンク解除」を選び,オーディオとビデオのリンクを解除する.
すると,こうなる.
「オーディオを削除」
オーディオを右クリックして「削除」を選ぶ.
すると,こうなる.この時点で再生時間は総計 1 分 30 秒ほど.途中,やや間延びする部分も残っている.
AudioStock で BGM を購入
今のままでは無音の動画である.何とか格好をつけるには BGM が欲しい.しかし,市販の CD や mp3 をそのまま動画にくっつけるのは止めたほうがいい.
著作権に抵触すると色々と面倒である.削除リクエストが来たら応じなければならない.損害賠償金を払うくらいなら,最初から曲を正規に購入したほうが良いだろう.
ということで,AudioStock で BGM を購入した.購入した曲の時間は 1 分 7 秒.ループさせれば問題ないのだが,何とかこの時間内に再生を終わらせたい.
検索クエリは「アコースティックギター」
検索クエリは「アコースティックギター」とし,「YouTube安心のみ」にチェックを入れて絞り込む.後は,これはと思う曲に巡り合うまでひたすら試聴するのみ.気に入った曲があればカートに入れて決済へ進む.ファイル形式は .wav と .mp3 である.ダウンロード期間は 1 年間限定なので,気をつけること.
再び Premiere Elements
「プロジェクトのアセット」からドラッグアンドドロップ
ダウンロードしたファイルを「メディアを追加」すると「プロジェクトのアセット」に登録される.そこから「音楽」トラックにドラッグアンドドロップする.
トリミングに次ぐトリミング
動画の後半がやや冗長だったので,ひたすらトリミングを繰り返す.リズミカルに流れていくことを心がけた結果,何とか曲が終わるまでに再生が終わるようにした.曲の演奏時間が 1 分というあたり,絶妙な長さである.
ファイルに書き出す
書き出しと共有
書き出しと共有をクリックする.
初期状態としては「クイック書き出し」が選択されているが,その右隣の「デバイス」をクリックする.YouTubeへのアップロードを考えており,「コンピュータ」が選ばれている.
解像度は初期値として HD1080(1920X1080) が選ばれている.ここでは設定を変えずに「保存」するが,「保存先」を指定しておくのを忘れないように.初期値は端末の「ビデオ」フォルダか何かだったと思う.
謎の「書き出しエラー」
最後の最後に謎の「書き出しエラー」が発生し,一旦作成されたファイルが消えてしまう.どうにも埒が明かないので,消える直前にエクスプローラーで右クリックしてファイルをコピーし,別フォルダに「貼り付け」て保存した.
まとめ
Adobe Premiere Elements 2019 で動画を編集した.BGM は AudioStock で購入した.素材動画の転送法およびトリミング,書き出しエラーなど課題が残っているが,それなりに満足の行く結果が得られた.