QGIS から SQL Server 2008 R2 に空間データをアップロードする際には Shape2SQL というツールを使った.便利なツールではあるが,国土数値情報の河川データの属性テーブルの日本語が文字化けするという問題を抱えており,何とかならないかと試行錯誤した結果を備忘録として投稿する.
QGISのフィールド計算機で国土数値情報の河川データの属性を修正する
国土交通省の国土数値情報の河川データには不備がある.テーブル構造の不一致についてはテーブル構造の修正には「属性のリファクタリング」で修正方法を述べた.今回は属性テーブルの値を修正する.
値を修正するだけのつもりでいたが,結局「属性のリファクタリング」まで手を出してしまった.おかでげ国土数値情報の河川データはほぼ修正できたと思う.
QGIS でジオメトリを修復する
国土数値情報の河川データにはテーブル構造の不一致の他にも不具合がある.具体的には,LineString ジオメトリは 2 個以上の Point を必要とするが,特定の県のデータには Point が 1 個しかないジオメトリが複数ある.
QGISで国土数値情報のシェープファイルを修正する
QGIS の扱いは慣れないと難しい.特に地物を保存する際のエクスポートには難渋した.慣れてしまえばどうということはないのだが,慣れるまでが難しい.
QGISで属性テーブルの構造を編集する
国土数値情報の河川データをダウンロードして SQL Server 2008 R2 にアップロードできなかった話や,国土数値情報の河川データの属性テーブルを編集してみたでは,国土数値情報のデータファイル自体に問題がありそうだと指摘した.
今回は QGIS で属性テーブルの構造を変更する方法を記述する.
都道府県ごとの河川データを1つのcsvファイルに変換する
河川データを都道府県別ではなく,水域別に抽出したい.そんな動機から QGIS と EXCEL の間を行ったり来たりしている.QGISで都道府県ごとの河川データをマージするではかなり無謀なことをやった.今回はもう少し丁寧にデータを扱ってみたい.
国土数値情報の河川データの属性テーブルを編集してみたが…
QGIS で国土数値情報の河川データの属性テーブルを覗いてみて,少し気になる点が見つかった.
Ecorisで国土地理院基盤地図情報の数値標高モデルをGeoTiffに変換する
国土地理院の基盤地図情報ダウンロードサービスではベクタデータとラスタデータをダウンロードできる.Point, LineString, Polygon はベクタデータだが,数値標高モデルはラスタデータである.今回はラスタデータである数値標高モデルをダウンロードし,GeoTiff に変換する.
国勢調査から5歳階級の人口推移を調べる
人口統計は最も重要な基幹統計の一つである.総務省の e-Stat は確かに有用であるが,かゆいところに手が届かない.例えば「市区町村ごと,年齢5歳階級ごとの人口構成の国勢調査ごとの推移を知りたい」という要求には全く無力である.
主として技術的な理由によるものと,統計調査の粒度の細かさによる.技術的な理由としては,データベースの画面表示セル数の上限を容易に超えてしまうデータ量になってしまうことである.しかし,根本的な理由は調査の粒度の細かさである.
2005 年以前と 2010 年以降とでは調査の精度が違う.今後は高精度なデータファイルが e-Stat に掲載されていくものと思われるが,2005 年以前に関しては都道府県より細かい粒度は存在しない.そこを求めると手作業になってしまい,現実的ではない.国立社会保障・人口問題研究所ならデータを持っているかもしれない.
2020 年は国勢調査の年にあたる.総務省にはできるだけ細かい粒度でのデータ掲載を望むものである.