行政区域データは Polygon であったが,河川データは Line と Point である.河川端点を表現するのに Point が使われている.
河川データのダウンロード
河川データはここにある.都道府県ごとにファイルが分かれている.河川は県境など関係なく流れており,重複がどのように処理されているか不明であるが,ダウンロードする.
メタデータ
ファイルは2種類に分類される.RiverNode という名のついたファイルと Stream という名のついたファイルである.前者は河川端点,後者は流路を示すものと考えられる.
ダウンロードしたファイルを RiverNode と Stream 別々のフォルダに分けておく.
河川端点のメタデータ
河川端点とは,河川中心線の「流路」の接続状況を明示的に示す端点の情報「河川」の下位クラスのことである.
属性名 | 説明 | 属性の型 |
位置 | 河川端点の位置 | GM_Point |
標高 | 河川端点が持つ標高値.単位はメートル | 実数型 |
流路のメタデータ
流路とは,「同一属性を持つ河川の端点(始点)から次の端点(終点)の間」を示す線情報のことである.
属性名 | 説明 | 属性の型 |
形状 | 河川中心線 | GM_Curve |
河川コード | 個別の河川を一意に特定する10桁の番号 | コードリスト |
区間種別 | 河川管理者が管理する区間を示したコード | 列挙型 |
河川名 | 河川の名称 | 文字列型 |
原典資料種別 | 流路作成・更新のもととなった原典資料 | コードリスト |
流下方向判定 | 流路の流下方向が判明しているかどうか | 真偽値型 |
河川始点 | 同一属性を持つ河川の始点となる端点 | 地物「河川端点」 |
河川終点 | 同一属性を持つ河川の終点となる端点 | 地物「河川終点」 |
流路始点 | 流路の始点となる端点 | 地物「河川端点」 |
流路終点 | 流路の終点となる端点 | 地物「河川端点」 |
Shape2SQL で SQL Server 2008 R2 にアップロード
データベースの新規作成
任意の名のデータベースを新規作成する.ここでは TrafficDB としている.
Shape2SQLでは「列の後で引用符が閉じていません」のエラーでアップロード不可
データベースの指定,テーブル名の変更を経て Upload to Database をクリックする.
しかし,「(列名)の後で引用符が閉じていません」のエラーで停止する.
SQL Server 特有のエラーらしく,シングルクォーテーションをエスケープする必要があるらしい.
列名の日本語が文字化けしており,おそらくそれがこのエラーの原因である.ということは,国土数値情報から河川データを取り込むことはできない.
まとめ
国土数値情報のダウンロードサービスでは河川データをアップロードできなかった.原因はある程度推測できたが,対処困難だった.文字コード絡みかもしれない.別のソースからデータを入手する必要がありそうである.
“国土数値情報の河川データをダウンロードして SQL Server 2008 R2 にアップロードできなかった話” への4件の返信