Googleスプレッドシートのフォームでアンケートを作ってみた

 最近,Twitter でフォローしているスーパーサイヤさん (@ri_supersaiyan) に協力してアンケートを実施した.結果や考察についてはスーパーサイヤさんのブログなりツイートで公開されると思う.今回はスプレッドシートからのフォーム作成の経緯を記す.

スプレッドシートを作る

 Googleのサービスをスクロールしていくとスプレッドシートが出てくる.「スタートガイド」をクリックして「ウェブで利用」をクリックする.

 左側に+とありこれをクリックすると新規スプレッドシートが作成される.

フォームを作る

 スプレッドシートの「ツール」メニューから「フォームを作成」

 スプレッドシートのメニューに「フォーム」が現れるのでクリックして「フォームを編集」

 初期状態.ここから色々質問を作っていく.

 まずは回答形式を眺める.

ラジオボタン

 一つずつ確認していこう.まずはラジオボタンから.選択肢の中から一つだけ選んで欲しい時にこれを使う.

チェックボックス

 次にチェックボックス.選択肢から二つ以上の答えがある時はこれを使う.あとで追記したんだけど,これ,スプレッドシートには配列形式で回答が記録される.この配列から個別の回答を抽出するのに死にそうになった.俺は Excel VBA で何とかしたけど,「配列形式?何それ美味しいの?」という人にはお勧めしない.一つずつ選択肢を独立させて上記のラジオボタンでイエス・ノーを選ばせるほうが解析する時に楽だ.

プルダウン

 プルダウン.ラジオボタンと似ており,答えは一つに限られるが,選択肢が非常に多い場合にこれを使う.

均等目盛

 均等目盛.答えがイエス・ノーだけでなく,その中間があると思われる時にこれを使う.

記述式

 記述式.短文で答えてもらう時に使う.何文字まで許されるのかは知らね.

段落

 段落.長文で書いて欲しい時に使う.

日付

 日付.まだ使ったことはないけど,日付型のデータがほしい時に.多分カレンダーからクリックで選ぶんだと思う.

セクション

 セクション.アンケートは結構長くなることがある.そうすると回答者が嫌になってしまったり,スクロールしてどこまで記入したか分からなくなってしまうことがある.そのためページで分割して,同じ分野の質問は同じページにまとめてしまうと良い.

タイトル

 タイトル.「~について質問します」みたいに分野を総括することを書いておく.

画像

 画像.これがあると結構イメージが湧いたり,雰囲気がそれっぽくなる.

設定

全般

 全般では以下の 4 点を決める.

  • 回答者のメルアドを収集するかどうか
  • 回答を一回に制限するためにログインを必須にするか
  • 送信後に編集可能にするか
  • 既にある回答のグラフやテキストを見られるようにするか

 当たり障りのないアンケートなら見られるようにしてもいいけど,個人情報保護法に引っかかるような場合は不可視にしておいたほうがコンプライアンス上無難かな.質問ごとに変えられたらいいんだけど,仕様ではフォーム全体にかかる設定のようだ.

プレゼンテーション

 設定のプレゼンテーションでは以下の 3 点を決める.2番目がよく分からない.進行状況くらい見られたほうが,回答者も安心するだろう.

  • 進行状況バーを表示するか
  • 質問の順序を並べ替えるか
  • 別の回答を送信するためのリンクを表示するか

テスト

 テストについてはよく分からない.各自で調べてくれ.

 他にも細かいところはあるけど,とりあえず作ってみようという人にはこれくらいでいいんじゃないだろうか.

結論:もっと早く使えばよかった

 フォームに入力してデータベースに登録する,というのはよくあるアンケートの形態だけど,Microsoft の Excel や Access, 果ては Visual Studio なんかを使う必要があって,はっきり言って敷居が高い.

 Excel でフォーム作ろうとするとまず VBA エディタを開いてフォームを挿入し,いろんなオブジェクトを配置して,オブジェクトごとにトリガーを記述して・・・もう,やってられんわ.

 そりゃね,細かいところまで自分で作り込めるというメリットはあるけど,逆に言うとこだわり始めたらキリがないし,テーブルの参照整合性とか考えだしたら頭こんがらかってくるし.そんなんだったら第一正規形でいいからとりあえず形にしてしまいたい,というニーズは多いと思う.

 今,データベース関連の用語をいくつか使った.NoSQL とか色々出てきてるけど,現在のシステムはやっぱりリレーショナルデータベースが基本だ.仕事でシステムの設計なんてしたことないけど,データベースの設計すると,情報の階層というところに興味が出てくる.アンケートの設計してて,この質問はかなり具体的だなとか,抽象度が一段高いなとか.

 具体的になればなるほど答えられない質問が増えていくから入力必須のチェックを外したい欲求にかられるし,抽象度が高いほど答えやすくなる代わりに具体的な事例が見えにくくなっていくし.いかに抽象度のバランスをとった質問を設定できるかがアンケート作成側に求められる資質だと思う.

 あと,入力必須のチェックは可能ならなるべく付けておいたほうがいい.人間て面倒くさがりだから,選択肢の設定がまずかったりして該当するものがないとなーんも選択せずに次の質問に行っちゃうから.これ許すと後で解析する時に泣くことになる.データベースで言うと NULL を許可するかどうかって話.NULL の怖さ,分かる人には分かるよね?

 だからこそ,選択肢の選定には頭を使わなきゃいけない.選択肢は網羅的に,その他は最小限に.いったん「その他」に入ってしまった情報は,後で何しようが決して取り戻せない.

 最も本質的なことだが,「何を問うか」にはアンケート作成者の専門性や人間に対する理解が如実に現れる.下手な質問は「こいつ分かってないな」と思われるだけだ.人に問う時にはメタレベルで自らも問われている.恐ろしいことである.

 サウザーの白熱教室も回を追うごとに質問が洗練されてきている.事前に質問を 50 余り準備されているようだ.その質問によって人となりが浮かび上がるように設計されている.彼の読書量は半端ないレベルであり,その豊富な読書量に裏打ちされているものと推察される.インタビュアーとしての非凡な才能を感じさせる.

注意点

 回答者が Google のサービスを使える環境にあって,データが国外のサーバにあっても問題ない状況なら,積極的に活用すべきだと思う.

 あと,Google アカウントには二段階認証をかけておくこと.アカウントがハッキングされて収集した回答が流出でもしたら目も当てられない.トップが記者会見で頭下げることになっても,俺は知らん.

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