第12章 空間オブジェクトを修飾する (Begining Spatial with SQL Server 2008)

SQL Server

 本章においては,他の既存のインスタンスの一部を修飾したり,結合したり,選択したりして geography 型や geometry 型のデータの新しいアイテムを生成するのに使われる多くのメソッドを紹介しよう.これらのメソッドは静的メソッドとは異なり,ジオメトリの座標点の表現から新しいデータのアイテムを代わりに生成することを了承いただきたい.

 本章で論ずるメソッドのいくつか,例えば STBuffer(), STConvexHull() および Reduse() は,単一のインスタンス上で動作する.他のメソッド,例えば STIntersection() および STDifference() は一つ以上のジオメトリ上で動作する.SQL Server 2008 におけるすべての空間機能性の場合のように,geometry 型および geography 型は利用可能なメソッドや,同じ方法でそれらを実装する同じセットをもつ必要はない.本章で紹介する各メソッドについて,いつどのようにそれが使われるかを見せよう.

付記 本章で論ずるメソッドは,それが呼び出された元のインスタンスにいかなる変化をも与えない.むしろ,それらはそれらのインスタンスで表現されるジオメトリの修飾により新しいインスタンスを生成する.

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EXCEL VBA で既存のテーブルにネットワークドライブ上の Workbook からデータを追記する

FileSystemObject と VBA の関係

 前回の記事ではフォルダーから一括してデータを読み込む方法を紹介した.今回は月次の更新ファイルを読み込んで既存のテーブルにデータを追記する方法を紹介する.

 既に読み込んだファイルは拒否したい.監査としてのワークシートが必要だ.リレーショナルデータベースならデータの一意制約から可能だが,EXCEL では自前で作る必要がある.

 色々と挑戦しがいのある課題であった.

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