1920年から2015年までの都道府県別の5歳階級別人口推移

1920年から2015年までの都道府県別の5歳階級別人口推移

 e-Stat を渉猟していると面白いファイルを見つけた.国勢調査は 1920 年から開始されており, 2020 年 3 月現在では最新の調査結果は 2015 年のものである.20 回分の人口データが一つのファイルにまとめられており,グラフ化するには格好のデータである.

 年齢(5歳階級),男女別-都道府県(大正9年~平成27年)というファイルである.リンク先のページにはファイルが 3 つあるが,最後のものが最も粒度が細かいので,これをグラフ化する.

年齢(5歳階級),男女別人口-都道府県(大正9年~平成27年)
年齢(5歳階級),男女別人口-都道府県(大正9年~平成27年)

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都市の戦略的縮小

2042年での未来シナリオのシミュレーション結果

 数十年後に日本はどんな姿に変わっているのか.『データで見る都市の衰退』というテーマのもと,様々な角度から考察してきた.

 残念ながら,あまり楽観はできない.どちらかと言うと,悲観的な予測が優位である.ほとんどの都市は衰退していく.東京も例外ではない.

 今回は参考図書を読んで日本の住宅事情およびその背景にある核心的問題について考察を述べる.これは誰も触れようとしない聖域である.

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国際標準化身体活動質問票のデータ処理および解析に関するガイドライン

国際標準身体活動質問表

 Google Formで条件分岐するアンケートを作成するで触れたが,国際標準化身体活動質問票は成人の一週間の運動量を半定量的に評価するアンケートである.略して IPAQ ともいうが,これのデータ処理に関するガイドラインを見つけたので紹介しておく.

 IPAQ は東京医科大学公衆衛生学分野のサイトに掲載されている.Short 版,Long 版はさらに直近 7 日間と普段の 7 日間に分類され,結局 4 つの質問票があるが,ここでは直近 7 日間の Long 版を扱うことにする.

 対象は 15 歳から 65 歳までの成人とされており,小児や高齢者での使用は想定されていない.しかしながら,これに替わる評価法がないのも実情であり,やむを得ず使用している施設もあると考えられる.

 データベースにおける具体的なコーディングはIPAQガイドラインをクエリで表現するにはで説明しているので参考にされたい.

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Google Formで条件分岐するアンケートを作成する

 Googleスプレッドシートのフォームでアンケートを作ってみたでは,第 1 正規形でアンケートを取る方法を説明した.今回は選択肢によって質問を条件分岐させる方法について説明する.題材は国際標準化身体活動質問票 (IPAQ) である.

 IPAQ とは International Physical Activity Questionnaire の略である.short 版と long 版がある.一週間の身体活動を思い出してもらい,仕事,移動,家庭,余暇の 4 つのドメインごとに身体活動をメッツ・分/週の単位に変換してサブスコアにし,最終的にそれらを合算して総身体活動量を算出する.

 総身体活動量および活動日数により 3 つのカテゴリーに分類される.低身体活動 (low), 中身体活動 (moderate), 高身体活動 (high) である.

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Google FormからSQL Serverへデータを移行するには

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