この記事が公開される頃には梅雨真っ盛りであり,各地で洪水の被害が報道されていることと思う.いささか遅きに失した感もあるが,令和5年度版の洪水浸水想定区域が5月31日に発表されたため,記事にした.とりあえず茨城県版のデータをQGISに取り込み,浸水深ランクコードごとに塗り分けた.各自治台の担当に置かれては洪水ハザードマップの更新に忙しい時期と思われ,参考にされたい.
国土数値情報の洪水浸水想定区域データをQGISで表現する
温暖化に伴い洪水被害が増加しつつある.各自治体のハザードマップの重要性が増しているところであるが,今回は国土数値情報ダウンロードサイトから洪水浸水想定区域のデータをダウンロードし,QGISで表現してみた.
特定の地点から16km以内の距離にあるサービス付き高齢者住宅をQGISで表現する
今回は保健所から16km圏内にあるサービス付き高齢者住宅を抽出し,QGISで表現したい.基準となる地点は何でも良い.国土数値情報ダウンロードサイトにあるデータをダウンロードし,QGISで読み込む形である.
国土数値情報ダウンロードサイトから医療機関データをダウンロードし,救急告示病院をQGISで表現する
国土数値情報ダウンロードサイトには様々なデータが蓄積されている.医療機関の位置データもその一つである.今回は茨城県の救急告示病院をQGISで表現することにした.
iOSのルートヒストリーから取得したGPXファイルをQGISでシェープファイルに変換しSQL Serverにアップロードする
我々の手元にあるスマホにはかなり高性能な衛星測位システムが備わっている.GPS, GLONASS, QZSS, Galileo など.それぞれ米国,ロシア,日本,EU が管理するものである.これらのシステムを利用したアプリにルートヒストリーというものがあり,移動経路をログとして記録できる.今回はこのアプリから取得したファイルをQGISでシェープファイルに変換し,SQL Serverにアップロードするまでを記事とした.
“iOSのルートヒストリーから取得したGPXファイルをQGISでシェープファイルに変換しSQL Serverにアップロードする” の続きを読む
国土数値情報の一次医療圏テーブルの文字化けを解決し,医療機関テーブルに行政区域コードを追加する
先の記事(国土数値情報の二次医療圏テーブルの文字化けを解決する)では二次医療圏テーブルの文字化けを解決した.今回は行政区域コードで集約したポリゴンを融合した一次医療圏テーブルの文字化けを解決し,医療機関テーブルに行政区域コードを追加する.
国土数値情報の令和2年の医療圏データの文字化けが直っていた
以前の投稿(Shape2SQL でシェープファイルを SQL Server 2008 R2 にアップロードする)で国土数値情報ダウンロードサービスの医療圏データが文字化けしていると記述した.改めてダウンロードして SQL Server にアップロードしたところ,いつの間にか文字化けが直っていた.以前にも河川データの文字化けを指摘したことがあるが,こちらも修正されていた(国土数値情報の河川データが一部直っていた件).どうやら国土交通省に指摘すると修正してくれるらしい.
国土数値情報の洪水浸水想定区域データをSQL Serverにアップロードし郵便番号から検索する
地球温暖化に伴い,台風の大型化や洪水被害の拡大が懸念されている.今回は国土交通省の公表している洪水浸水想定区域データを SQL Server にアップロードしたのでその経緯を報告する.
このデータは2022年9月時点で令和3年のものであり,毎年更新されていくものと思われる.関係各位はデータ更新が大変だろうが,頑張っていただきたい.
国土地理院の地球地図日本ダウンロードから都道府県のポリゴンデータをQGISで作成する
小地域の境界データはeStatで入手できる.市区町村の境界データは国土数値情報から入手できる.しかし都道府県の境界データは公的機関からは公表されていない.不思議である.今回は国土地理院の地球地図日本ダウンロードというサービスから都道府県の境界データを作成した.
国土数値情報の河川データを水域系別にQGISで色分けする
河川データの水域系別の色分けは以前からの課題であった.今回ヒントが得られたのでQGISの操作をあわせて紹介する.