日平均気温の過去30日間の移動平均をSQL Serverのウィンドウ関数を用いて計算する

 熱中症の搬送人員数が月平均気温と負の相関があるとの情報を得た.普段涼しい地域ほど日最高気温の上昇に弱いという意味である.普段涼しいということを表現するには過去30日間の日平均気温の平均を取ればよいだろうと判断した.こうなるとSQL Serverのウィンドウ関数の出番である.

熱中症の重症度別搬送人員数を最高気温と平均湿度別にプロットする

気温・湿度別の重症度別搬送人員

 熱中症の搬送人員と最高気温との相関関係を可視化し閾値をχ二乗検定するでは最高気温と搬送数をプロットした.今回は気象庁から湿度のデータをダウンロードし,重症度別にプロットして可視化する.

“熱中症の重症度別搬送人員数を最高気温と平均湿度別にプロットする” の続きを読む

熱中症の搬送人員と最高気温との相関関係を可視化し閾値をχ二乗検定する

日最高気温と搬送人員

 最高気温と熱中症の搬送人数との間に相関関係はあるだろうか.熱中症で救急搬送された人数は総務省の消防庁のサイトにある.これと気象庁のデータを結合してみた.

“熱中症の搬送人員と最高気温との相関関係を可視化し閾値をχ二乗検定する” の続きを読む

都道府県ごとの河川データを1つのcsvファイルに変換する

CSVテキストレイヤをベクタレイヤとして追加した結果

 河川データを都道府県別ではなく,水域別に抽出したい.そんな動機から QGIS と EXCEL の間を行ったり来たりしている.QGISで都道府県ごとの河川データをマージするではかなり無謀なことをやった.今回はもう少し丁寧にデータを扱ってみたい.

“都道府県ごとの河川データを1つのcsvファイルに変換する” の続きを読む

Power Query でフォルダから複数ファイルを一括インポートする

ソースファイル内部の候補がポップアップする

 Power Query で,あるフォルダ内の同一構造のファイルを一括してインポートする機会は多い.M 言語は未開拓であるが,その一端に触れてみた.

 EXCEL ブックであれ csv ファイルであれ,構造化されたデータという観点から見れば,ファイル形式などどうでも良い話である.この抽象化が理解できれば,Power Query への理解が一定程度進むのではないかと思う.

 この記事はEXCEL VBA でフォルダ内のブックを開きデータを読み込むと対応する.

“Power Query でフォルダから複数ファイルを一括インポートする” の続きを読む

色の知覚(1)太陽光

太陽光の分光強度分布 (National Renewable Energy Laboratory)

 色彩に関してはこれまで先人の膨大な研究の積み重ねがある.その一端を紹介し,色の物理的性質から生理的反応への橋渡しについて考察する.

 今回は太陽光について調べた.データベースは主に National Renewable Energy Laboratory から取った.日本国内にも太陽光についてのデータベースは気象庁新エネルギー・産業技術総合開発機構がデータを公開している.

“色の知覚(1)太陽光” の続きを読む

今後25年間の日本の都市の将来推計人口を EXCEL VBA で描く

データ系列のマーカースタイルを消去

 これまでは日本の都市人口の過去の推移を見てきた.総務省には日本の都市人口の推移予測がある.今回はこのデータをグラフにする.

 データを可視化するにあたり,重要なのは引き算である.強調すべき系列のみを強調するために,VBA の知識が欠かせない.

 グラフの系列にデータラベルを表示する方法にはいくつかある.

“今後25年間の日本の都市の将来推計人口を EXCEL VBA で描く” の続きを読む

SQL Serverに接続してインポートしたテーブルを結合する

新しいクエリ名が表示されている

 データベースに接続して一つのテーブルをインポートするのは比較的簡単であるが,複数のテーブルを結合した状態でインポートする方法が長らく分からないままだった.

 Power Query を使ってクエリを結合する方法で解決したので備忘録がてら記事とする.

“SQL Serverに接続してインポートしたテーブルを結合する” の続きを読む